江戸後期に建てられた黒漆喰の店蔵は、近代化された町並みの中に今もその姿をとどめています。江戸の大火を逃れ、戊辰の争いをくぐり抜け、長い長い歳月を会津の風雪と共に歩んで参りました。漆器商として産業の繁栄を支え続けた先人の情熱を残しながら、伝統の継承と再生、そして新たなる創造を見守っているのです。
◇ 登録有形文化財 第07-0240〜0241号
◇ 会津若松市歴史的景観指定建造物第7号 H7美しい会津若松景観賞「まもる賞」
店舗2階は戊辰戦争後まもなく、会津若松では最も早く西洋風の折上天井に改装されており、当時の建築文化・技術を探る上での生きた資料となっています。(写真左 : 展示室、写真右 : 和室)
店内の様子
江戸の店蔵内部は約5間×5間の空間を中央の大黒柱(40cm角)が支える構造となっております。
伝統工芸品の會津繪、鉄錆繪などの復元漆器セレクションをはじめ、重箱、椀物、茶托、箸など会津塗り製品を数多く取りそろえております。是非お立寄りくださいませ。